最後の犯罪を防いで、僕はまた白い世界に戻った。 不思議と終わった感覚なんてなくて、ただ、目の前に彼女がいないことだけが、終わったんだと感じた。 「言い逃げか…」 名前も知らない彼女を、僕はいつも君と呼んでいる。 君は、今どこにいるんだろう。