部室の掃除の事や体育倉庫、もちろん水道での出来事を 洗いざらい望月に話した。 その全てを聞き終えた望月は一言俺に言った。 「龍って馬鹿だよな。」 「は?」 俺がそう睨んだのも気にせず、 いやー絶対馬鹿だわー。と独り言をぶつぶつ言う。 何がだよ、と少しイラつきながら聞くと 「いや全てにおいてだよ!」 「はぁ?」 「本当、鈍感だよな。後、サッカー馬鹿。」 望月は呆れながらも堂々と俺の前で馬鹿にしてくる。