顔を洗い終わった後、顔を上げるとそこには七瀬先輩が居て
「あ、お疲れ様龍之介くん。」
「お疲れ様です。」
「体調大丈夫?しんどくなったりしてない?」
そう問いながら空になったドリンクボトルを水ですすぐ。
俺は小学生の時からサッカーをしているので
真夏でも運動をするのはそれなりには平気だ。
「俺は大丈夫です。七瀬先輩大丈夫ですか。」
「ん?大丈夫!もう3年目だから慣れちゃった!」
と笑いながら、よしっと蛇口を閉めた。
そしてすすぎ終わった全てのボトルを持とうとしたので、
「手伝いますよ。」
「え、いいよー。あたしの仕事なんだから!」
「いいんですよ、こうゆう仕事は1年に任せれば。」
そう言いながら俺は、先輩の持っているボトルを受け取ろうとした。