「つっまんねーの。」 「何がだよ。」 「龍の浮いた話聞けるかなーて思ったのに。」 「?」 俺は望月の言葉の意味が分からず再び眉間に皺を寄せていると、 いいよ分からなくてー、と言いながら再びストローに口を付けた。 何だよ自分から聞いておいてその投げやりは。 俺の浮いた話で何で七瀬先輩が出てくるのか意味がよく分からん… -----そんな事を思いながら、夏本番8月を迎えた。