「なんで私が……」

ただいま私は担任に雑用を頼まれてコンピュータ室で調べ物中

「だるいよーまあ部活 サボれるからいいけけどさー」

……ガラッ
突然ドアが開いた

「ひゃっ!」

「ばーか。俺だよ。びっくりしすぎ」

「……」

私は無言で俊を睨む
ほんと可愛くないです……

「ごめんって!」

「うん」

「ごめんって!」

「うんって言ってるじゃん」

「だってまだ怒ってるじゃん」

「怒ってないよ」

「嘘だ!」

「嘘ついてどーすんの?」

「……ふざけすぎました。」

「知ってる」

「ありがと」

「……?何が?」

「ノート」

「どういたしまして」

「疲れただろ?」

「大丈夫だよ」

「そっか」

「ってかなんでここに来たの?部活は?」

「由菜にノートのお礼言ってなかったから」

「そんなの良いのに。早く部活行きな?」

「今日はサボるから」

「そう」

「……そこは何で?って聞くとこだろ!」

「やだよ、興味ないし」

……機械音痴の私は調べ物に精一杯で、話を聞いている余裕は無かった

「貸してみ」

俊は慣れた手付きでパソコンを操作し、あっという間に調べ物を終わらせてくれた

……むにっ

……え?
なんですか?
俊の手が、私のほっぺをつまんでいる

人がびっくりしてるのに俊はとても楽しそうだ

「やっぱ柔らかいな」

「え?」

「その反応、面白すぎ。知ってた?ほっぺ柔らかい人って変態なんだよ?」

「面白すぎて悪かったな!ってか変態じゃないし!」

「悪いとは言ってないよ。変態じゃないってことは知ってるから大丈夫」