緑色っていう色は、黄色と青色を混ぜれば作ることができるけれど。

なにかの色を混ぜて黄色や青色を作ることは不可能だ。

だからもしこの世に黄色と青色が存在していなかったら、緑色は存在しなかったわけだ。


桃色っていう色は、赤色と白色を混ぜれば作ることができるけれど。

なにかの色を混ぜて赤色や白色を作ることは不可能だ。

だからもしこの世に赤色と白色が存在していなかったら、桃色は存在しなかったわけだ。


このことを通してなにが言いたいのかというと、黄色や青色や赤色に白色、その存在と同じものを感じることがある。

色たちのように、その存在が存在していなかったら他の全てが存在しなかったということ。

そこで疑問に思うことは、その存在はどこから成るものなのか、ということだ。

つまりは、黄色、青色、赤色、白色はなにからできているのか、ということ。

では仮になにかからできていたとしよう。

そう仮定付けて考えたときに、さらに疑問がわく。

じゃあその存在はまたまたどこから成るものなのか、と。


そこには永遠なる無限の世界がある。

問い詰めても問い詰めても、その疑問には次の疑問が待っている。

だからそこに答えはなく、しかし存在はしている。

この世とは、そういうものなのだろう。