静紅side




隆平くんに呼ばれひとまず木に隠れることにした




どう考えてもお母さんが死んだ日と重なる光景‥‥




『雑魚ばっかやってても限りがない』




「アイツを消さなきゃ」




早く魔物を消さないとと私は焦っていた誰が死んでしまう‥‥すると





『静紅大丈夫だから落ち着けよ』




「でも、アイツがお母さんを、お母さんを!」



落ち着いてられる訳ない隆平くんは何でこんなに冷静なんだろう


『静紅』



隆平くんがいつもお守りみたいに着けている紐を私に着けてくれた




『お前ひとりじゃないよ俺がいる』



その時の隆平くんはとても頼もしかった
この人とならどんなことでも乗越えられると思った