静紅に覆いかぶさるようになるさきさんは倒れた








皆は刺した敵目がけて襲いかかった










「え 嫌だよ 何で…
お母さんお母さんってばぁぁぁ!」




静紅の目は大粒の涙でいっぱい




私は必至に小さい手で力いっぱい傷口を抑える




「詩歩ちゃん静紅のことよろしくね」





「なるさきさん…」






「静紅、どんな事があっても強くなりなさい」





最期の言葉だった