「なるさきさん(成宮静紅の母)!」





「詩歩ちゃん、静紅を連れて多木さんの所へ逃げなさい」





「どうやって…」




「あたしが引きつけるからその隙に、早く!」





「はいっ」






私は操られそうになった静紅をおぶってひたすら逃げた