気がついたら俺の隣で怪我をしている晴香が真田のヒーリングで治している






「詩歩ありがとう」





「いいえ、こういうときのための私なんだから」





「隆平」





『ん?』






「あんたのペアの子ものすごい除霊能力だね」






『おう』





「あの子が触れただけで魂が消滅していく…」







雲に隠れていた月が彼女の顔を照らした







その見覚えのある顔に皆言葉が出なかった