「で?」


「じゃあ、俺からね!」


はいはい!と手を上げて先に声を出したのは


男の子ではない。


金髪少年。


「俺の名前は京斗!んで、こっちは…」


赤髪の人の腕をつかんでコイツ!みたいなことしようとしたらしいが
あっけなく赤髪の人にかわされる。


「…剣治だ。よろしく」


次は男の子、ってなる前に


さっきから人の視線をちらほら感じる。


どうやらそっちの3人にもわかってるようで…


「ごめん、ちょっと場所変えようか。ここ案外目立つし…」