キーンコーンカーンコーン。
予鈴がなった。

ガララララ!

「はーい。今日は学級員を決めるぞー」

「えぇー...!」

先生がそう言うと皆は嫌がった。

なぜか?それは
毎回毎回、立候補はいなくて。

この時に先生と目が合うと学級員にさせられてしまうからだ。

「立候補者はー」

「はい。」

私はスッと手をあげた。

皆がこっちを見る。
先生もビックリしている。

「こ、小山!やってくれるのか?」

「はい。」

「おぉー!」

皆から歓声があがる。

先生はカッカッとチョークで【小山 鈴】と黒板に書いた。