「ひでぇな、美月」




チャラチャラする柏木さんに……

河田さんは言った。





「柏木君。

あたし、オタク嫌いなの」






……え?




開いた口が塞がらない。

河田さん、何で知ってるの、柏木さんがキモオタなこと!

それに、その事実はトップシークレットだ。

柏木さんは、会社ではカッコイイカシタカでなきゃいけないのに!





鼓動は速いまま。

背筋がゾッとした。