デスクに行くと、あたしの机に山のように書類が積んである。

分かっていたことだ、仕方がない。

休んだ間に貯まった仕事を、これから死に物狂いでやらないといけない。

柏木さん、河田さん、そして大量の仕事だ。

ため息をぐっと飲み込み、



「お休みをいただき、ご迷惑をおかけしました」



周りの人々に頭を下げる。




そんなあたしに、



「南條さん、無理しないでね」



とか、



「もう大丈夫か?」



とか心配してくれる同僚。

少し気持ちがホッとした。