そんなあたしに、 「相変わらず怖いねぇ」 なんて言う慧太郎。 余計なお世話だ。 それでも慧太郎は怯むことなく、話を続ける。 「澪、グループの飲み会、どうするつもり?」 「どうするって……」 あたし、今、失恋でへこんでるの。 飲み会のことなんて、考えている場合じゃないの。 しかも、グループの飲み会っていったら、柏木さんも来るんでしょ? 今は柏木さんと関わりたくないの。