優衣 「観覧車乗りたいな~」
孝太 「いいね、よし、いこう♪」
次の目的地が決まり、二人は歩きだす。電車を使って遊園地に行く。
そして、手続きをして入る。
優衣 「わぁ~!すご~い♪」
孝太 「来るの初めてだった?」
優衣 「ううん。小さい時に来たっきりだったから、懐かしくて」
孝太 「なるほどね。じゃあ、最初何乗る?」
優衣 「観覧車!」
孝太 「えぇ!観覧車!?」
優衣 「うん♪早くいこ♪」
と言って、孝太の手を引っ張って優衣は駆け出す。そして、順番が 来たので乗り込む。優衣が外側に孝太が内側に座る。
ゴンドラが高くなるにつれて優衣のテンションも上がっていく。
優衣 「ねえねえ、孝太君!見てみて~景色が綺麗だよ」
でも、孝太の目にはそれを見てはしゃいでいる優衣しか見えていな かった。
孝太 「優衣ちゃんのほうが綺麗だっつうの……」
優衣 「ん?なんか言った?」
孝太 「あぁ、綺麗だなって言ったんだよ…」
優衣 「だよね~。あっ!ねえねえ!孝太君」
孝太 「ん?どうした?」
優衣 「次、ゴーカートにしよーよ!」
孝太 「いいけど、手加減できないかもよ?」
優衣 「ふん!手加減なんていらないもん」
そして、観覧車から降りゴーカート乗り場に移動する。
乗り場に到着しお互いカートに乗り込み、真剣勝負?が始まった(笑)
優衣 「孝太君、中々やるね」
孝太 「優衣だって、初めてとは思えないうまさだよ♪」
そして、優衣の勝利で決着がついた。勝因は孝太が最後のカーブでハンドル操作をミスしたからだった。
そしてそのあとも、色々なアトラクションを堪能したころにはすっ かり夕方になっていた。
孝太 「ねえ、優衣ちゃん」
優衣 「なぁに~?孝太君」
孝太 「あのさ~もう一回観覧車乗らない?」
優衣 「いいけど。どうして?」
孝太 「いいからいいから」
と言って、孝太は優衣の手を引いて観覧車に向かう。閉館間際の時 間だったのでそんなに並ばず乗ることができた。
そして、観覧車が高いとこに来た時に……。
優衣 「わぁ~!綺麗!最初に見たのもいいけど、夕方の景色はもっとすごいね」
優衣が笑顔で孝太の方を振り返る。
孝太 「そうだね~」
(心の準備ができてない時にその笑顔はずるいよ…でもそこが可愛いから告白したいんだけど…よし!)
孝太 「あのさ…えっと…」
優衣 「?」
孝太 「……今日、楽しかった…?」
優衣 「うん!すごく!」
孝太 「お、俺も!」
告白したいけどまだ言いだせない孝太、告白されるかもしれないと いう期待を抱く優衣。しかし、そんな二人の気持ちをよそにゆっくり回る観覧車。迫ってくる終わりの時間。そして、孝太の頭は緊張でグルグル回ったまま…そして、下りる時間になる……。
下りたころにはもうあたりは暗くなり始めていた。孝太の火照った 体を心地いい涼しい風がなでるように吹き抜ける…。その時に、音楽が鳴り始め気付くとお客さんは少なくなり、残っているのは優衣と孝太の二人になっていた。
孝太 「優衣ちゃん、辺りも暗くなってきたし帰ろっか」
優衣 「そうだね、帰ろっか」
そう言って二人は駅に向かって歩き出す。
そして、優衣の家に着き孝太が……。
孝太 「優衣ちゃんっ!あの…そ、その…」
「一目見た時からずっと好きでした。優衣ちゃんの楽しい時に見せる笑顔がとても好きだから、隣でずっと見ていたいから…」
「だから…その…僕と付き合って下さい」
孝太は真剣な眼差しで優衣を見つめて言った。
優衣 「ありがとう…孝太君、今日、とっても楽しかったよ」
そう言って、優衣は家の中に入っていった。
孝太 (これって、俺振られたんだよな…)
孝太は家に向かって重い気持ちで歩き出す。その孝太の後ろ姿を 影からこっそり見ている人影がいることに孝太は気付かなかった。
どういう道筋で帰ってきたのか全然覚えていないが気づいたら自分 の部屋のベッドの上で布団をかぶっていた。孝太は恋をして初めて泣いた。下にいる親に聞かれたくなかったから押し殺すような声で泣いた。どのくらい泣いたかわからないがふとスマホが鳴った。着信相手を見ると優だった。孝太は涙を急いで涙を拭いて電話に出た。
孝太 「ん?どうした、優」
優 「孝太、今日は行けなくてごめんな…」
孝太 「いや、それはいいんだけど、優は大丈夫だったの?」
優 「大丈夫って何が?」
孝太 「今日風邪ひいたんでしょ?それで、少しはよくなったかなって」
優 「あ、うん。大丈夫、大丈夫。今ではすっかり元気」
孝太 「そうならいいいんだけど…」
といつも通りはなしていると優は孝太の声が少しかすれていることに気づいた。
優 「孝太、泣いてたのか?少し声がかすれているけど」
孝太 「少しな……」
優はその一言で孝太に今日のデートで何かあったの悟った。
優 「孝太、今度いつ暇だ?」
孝太 「いきなりどうしたの?」
優 「いいから、いいから。久しぶりにどこか遊びに行こうかと思ったからさ―」
孝太は優が自分のことを気遣ってくれているのかもしれないと思い、優の誘いに乗ることにした。
孝太 「そういうことか、そうだな~来週末なら空いてるが…」
優 「じゃあ、来週末ちゃんと空けとけよー。その日はお前が行きたいとこに行くから、候補挙げといてくれ」
孝太 「わかった、じゃあ、予定は後日な」
そういって孝太は電話を切った。
孝太 (優のやつ、俺が振られたってことに気づいたのかな…多分気付いたからあんな提案を…)
孝太が優のことを考えているときに、優も孝太のことを考えていた。
優 (孝太が泣くなんてな…よっぽどの事があったんだろうな…多分優衣に聞いても教えてくれないだろうし…ま、落ち着いてきたら孝太に直接聞くか)
その後、優と孝太は孝太の行きたいところを巡りに巡って楽しみ、その帰り道に優は孝太が優衣に告白し振られたことを孝太自身から聞いた。
孝太 「いいね、よし、いこう♪」
次の目的地が決まり、二人は歩きだす。電車を使って遊園地に行く。
そして、手続きをして入る。
優衣 「わぁ~!すご~い♪」
孝太 「来るの初めてだった?」
優衣 「ううん。小さい時に来たっきりだったから、懐かしくて」
孝太 「なるほどね。じゃあ、最初何乗る?」
優衣 「観覧車!」
孝太 「えぇ!観覧車!?」
優衣 「うん♪早くいこ♪」
と言って、孝太の手を引っ張って優衣は駆け出す。そして、順番が 来たので乗り込む。優衣が外側に孝太が内側に座る。
ゴンドラが高くなるにつれて優衣のテンションも上がっていく。
優衣 「ねえねえ、孝太君!見てみて~景色が綺麗だよ」
でも、孝太の目にはそれを見てはしゃいでいる優衣しか見えていな かった。
孝太 「優衣ちゃんのほうが綺麗だっつうの……」
優衣 「ん?なんか言った?」
孝太 「あぁ、綺麗だなって言ったんだよ…」
優衣 「だよね~。あっ!ねえねえ!孝太君」
孝太 「ん?どうした?」
優衣 「次、ゴーカートにしよーよ!」
孝太 「いいけど、手加減できないかもよ?」
優衣 「ふん!手加減なんていらないもん」
そして、観覧車から降りゴーカート乗り場に移動する。
乗り場に到着しお互いカートに乗り込み、真剣勝負?が始まった(笑)
優衣 「孝太君、中々やるね」
孝太 「優衣だって、初めてとは思えないうまさだよ♪」
そして、優衣の勝利で決着がついた。勝因は孝太が最後のカーブでハンドル操作をミスしたからだった。
そしてそのあとも、色々なアトラクションを堪能したころにはすっ かり夕方になっていた。
孝太 「ねえ、優衣ちゃん」
優衣 「なぁに~?孝太君」
孝太 「あのさ~もう一回観覧車乗らない?」
優衣 「いいけど。どうして?」
孝太 「いいからいいから」
と言って、孝太は優衣の手を引いて観覧車に向かう。閉館間際の時 間だったのでそんなに並ばず乗ることができた。
そして、観覧車が高いとこに来た時に……。
優衣 「わぁ~!綺麗!最初に見たのもいいけど、夕方の景色はもっとすごいね」
優衣が笑顔で孝太の方を振り返る。
孝太 「そうだね~」
(心の準備ができてない時にその笑顔はずるいよ…でもそこが可愛いから告白したいんだけど…よし!)
孝太 「あのさ…えっと…」
優衣 「?」
孝太 「……今日、楽しかった…?」
優衣 「うん!すごく!」
孝太 「お、俺も!」
告白したいけどまだ言いだせない孝太、告白されるかもしれないと いう期待を抱く優衣。しかし、そんな二人の気持ちをよそにゆっくり回る観覧車。迫ってくる終わりの時間。そして、孝太の頭は緊張でグルグル回ったまま…そして、下りる時間になる……。
下りたころにはもうあたりは暗くなり始めていた。孝太の火照った 体を心地いい涼しい風がなでるように吹き抜ける…。その時に、音楽が鳴り始め気付くとお客さんは少なくなり、残っているのは優衣と孝太の二人になっていた。
孝太 「優衣ちゃん、辺りも暗くなってきたし帰ろっか」
優衣 「そうだね、帰ろっか」
そう言って二人は駅に向かって歩き出す。
そして、優衣の家に着き孝太が……。
孝太 「優衣ちゃんっ!あの…そ、その…」
「一目見た時からずっと好きでした。優衣ちゃんの楽しい時に見せる笑顔がとても好きだから、隣でずっと見ていたいから…」
「だから…その…僕と付き合って下さい」
孝太は真剣な眼差しで優衣を見つめて言った。
優衣 「ありがとう…孝太君、今日、とっても楽しかったよ」
そう言って、優衣は家の中に入っていった。
孝太 (これって、俺振られたんだよな…)
孝太は家に向かって重い気持ちで歩き出す。その孝太の後ろ姿を 影からこっそり見ている人影がいることに孝太は気付かなかった。
どういう道筋で帰ってきたのか全然覚えていないが気づいたら自分 の部屋のベッドの上で布団をかぶっていた。孝太は恋をして初めて泣いた。下にいる親に聞かれたくなかったから押し殺すような声で泣いた。どのくらい泣いたかわからないがふとスマホが鳴った。着信相手を見ると優だった。孝太は涙を急いで涙を拭いて電話に出た。
孝太 「ん?どうした、優」
優 「孝太、今日は行けなくてごめんな…」
孝太 「いや、それはいいんだけど、優は大丈夫だったの?」
優 「大丈夫って何が?」
孝太 「今日風邪ひいたんでしょ?それで、少しはよくなったかなって」
優 「あ、うん。大丈夫、大丈夫。今ではすっかり元気」
孝太 「そうならいいいんだけど…」
といつも通りはなしていると優は孝太の声が少しかすれていることに気づいた。
優 「孝太、泣いてたのか?少し声がかすれているけど」
孝太 「少しな……」
優はその一言で孝太に今日のデートで何かあったの悟った。
優 「孝太、今度いつ暇だ?」
孝太 「いきなりどうしたの?」
優 「いいから、いいから。久しぶりにどこか遊びに行こうかと思ったからさ―」
孝太は優が自分のことを気遣ってくれているのかもしれないと思い、優の誘いに乗ることにした。
孝太 「そういうことか、そうだな~来週末なら空いてるが…」
優 「じゃあ、来週末ちゃんと空けとけよー。その日はお前が行きたいとこに行くから、候補挙げといてくれ」
孝太 「わかった、じゃあ、予定は後日な」
そういって孝太は電話を切った。
孝太 (優のやつ、俺が振られたってことに気づいたのかな…多分気付いたからあんな提案を…)
孝太が優のことを考えているときに、優も孝太のことを考えていた。
優 (孝太が泣くなんてな…よっぽどの事があったんだろうな…多分優衣に聞いても教えてくれないだろうし…ま、落ち着いてきたら孝太に直接聞くか)
その後、優と孝太は孝太の行きたいところを巡りに巡って楽しみ、その帰り道に優は孝太が優衣に告白し振られたことを孝太自身から聞いた。