「午前授業って楽でいいよね!」

「まぁ…休み明けの身体には
優しいよね」

「ふは、言い方。
…で、この後の予定は?」

「新発売の漫画を買いに行かなきゃ」


目を輝かせて言うもんだから
笑ってしまった。

何が、休み明けの身体には〜…だ。


「あれ?」

「どしたの?」

「あそこにいるのって新入生じゃない?」

「どれ?」


2階の窓から、私が指さした先には
中庭の木陰に寝転がる胸に新入生用の花を
つけた男の子。


「ほんとだ。
もう終わったのかな、?」

「ん?んんー?」

「なになに、どうしたの?」


その男の子から、数メートル離れた所に
何かが落ちている。

あれって…___