美乃里、ほんとに大丈夫なのか?
顔色もすごく悪いし、息をするたびに不自然なヒュー、ヒューという音が繰り返し
本人も分からないようでキツそうだ
こんなにも美乃里のことが好きなのにこういう時になにもしてやれない自分に嫌気がさす
「美乃里?
ホントの事言っていいからな?
我慢するなよ」
おそらく俺の背中に体重を預けて目を閉じているであろう美乃里が心配になり声をかけるが返事が無い
まだ、午前のため明るいからいいものの、俺の不安はどんどん積もっていく
「美乃里、大丈夫か?」
「んっ、拓哉っ…」
「どした?」
「何でもない……」
家までが遠いため、少し不便