今日は保健室が開いていなかった。
唯一私の休憩場所なのに(泣)
そーだ!机を横にして倒してそこで寝よう
「がちゃん。バンッ」
本谷
「なんだなんだ!?」
ドアが開いた。
百合
「寝る。おやすみ」
本谷
「なんで」
百合
「眠たい」
本谷
「今日俺とお前だけなのに?」
百合
「尚更寝たい」ボソッと小声で言う
本谷
「なんだとーwじゃぁ俺職員室戻るけど」
百合
「じゃぁ勉強します。はい。」
本谷
「よろしい!」
百合
「あした友達と○○カラオケ行くんだー!いいでしょ?」
本谷
「じゃぁ俺も行こ。」
百合
「仕事頑張ってねーw」
本谷
「あ、デスヨネ」
本谷
「ゆり。次のテストなんてんとりたい?」
百合
「平均以上かな」
本谷
「はいこれ。これね俺が作ったお守りw」
百合
「紙じゃん」
本谷
「だって今書いたし。ふでばこかして?」
玲くんはそう言って私の筆箱を勝手に開けて消しゴムのカバーのところに紙のお守りをキレイに折りたたんで入れてくれた
これは私の一生のお守りだ