すると、彼はふと立ち止まって振り返った



「そんな泣きそうな顔すんなって!



お前は馬鹿でアホでむかつくやつで



笑顔しか取り柄がないんだからよ!



だから、笑えよ!な?



転校して何かあったら俺らのこと思いだせ



楽しかったこととか思い出せばさ



きっとまた、笑えるから!



わかったな?ばーか!!」



そう言って太陽のような笑顔を見せた