「じゃあ、そろそろ帰らなきゃ」
「嘘、もうそんな時間?」
「うん」
だから、帰り際でも泣かないの
これで全てが終わるわけじゃないから
これで笑顔が消えるわけじゃないから
だから、強くなるんだ
この先を見据えて
「何も出来ないガキだな、俺」
「え?」
「離れてく奴だって、止められない」
「悲しいのにさ、言えない」
予想は出来ていた
出来すぎた話だと思った
夏の風が冷たく思えた
心地よかったんだ
この、展開が
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…