昔、世は光と闇により支配されていた。


光の世界では、この世の綺麗な部分だけが集められていた。

少しでも汚れた者は、光の神によって罰が与えられた。



闇の世界には、光の世界を追放された汚れた部分が集められた。

闇の神は全ての者を受け入れた。



光と闇の世界ハは「境界ノ森」で隔てられ、交わることはなかった。


そうやって世界の平和は保たれていた。



けれど、それはいつから変わってしまったのだった。



光と闇は争うようになり世界は乱れていった。



そんな中で、一人の赤子が生まれた。


・・・悲劇の元凶を負う子が。