「お前がさ、シラを切るならそれ以上はめんどくさいからつっこまねえけど、もっと今まで通りに普通に話せよ」

「…」

そんなこと言われても無理だよ…。

なんて言えず、心で呟く。

わたしが黙っていると凌ちゃんが足を止めた。

わたしもつられて立ち止まる。

「あや、お願い」

凌ちゃんが一瞬子犬みたいな目をした。

反則です…ズルいです…可愛すぎます…。

わたしは渋々頷いた。