入った瞬間のかわいいの声は聞き慣れた
みんなはうちの完璧な表の顔しかみてない
誰も空っぽな私には気づかない
入る前に聞いた王子と言う言葉
どうせ顔だけ
「よろしくお願いします
沙由香和紫葵です」
かわいいそんな声しか聞こえない
私は王子とやらを目で探した
一目でわかった誰よりも綺麗な顔立ちをしていた
けど私には輝いて見えなかった
私のように汚れて見えた
「沙由香和お前澤田の横な」
そんな声が聞こえた
澤田?担任が指差した方を見た
さっきの王子?だった
「王子ラッキーだな」
女の子からはずるいの声が
私は席に行った
「澤田鎌ですよろしく」
澤田鎌(さわだれん)覚えやすくてよかった
「沙由香和紫葵ですよろしくお願いします」
澤田くんはぎこちない笑顔を向けた
この笑顔が嘘だってまだ誰にもバレてないみたい
「嘘を向けないで」
「え?」
「嘘の笑顔なんて私に向けないで」
一瞬君が初恋の人に重なってみえた...
何言ってんだよこいつ
嘘の笑顔を向けるな?
バレてなかったのにどうしてわかるんだよ
「紫葵さん変なこと言わないでくださいよ」
俺はまた嘘の笑顔で答えた
「紫葵って呼ばないでください、私には理解できません」
「なに「これでホームルームは終わる」」
「紫「起立、礼」」
「王子ー」
沙由香和さんが出て行こうとした
「紫葵さんまって」
俺はとっさに腕を掴んだ
「理解できないってなにを?」
「王子?あなたが?一番空っぽなのに王子なの?外見しか求められない空っぽ王子様手を離して」
おれは正論を言われ手を離して終わった
手を掴んだ時一瞬君が初恋の人に重なってみえた...
「王子ー何話してる?早く遊ぼう」
「ごめんみなさんちょっと気分悪いので保健室に行きますね」
俺はその場から逃げたんだ
保健室に入ると誰もいなかった
俺は横になってそのまま寝た
「ねぇねぇってば!」
「ん?」
「偽王子もう下校です」
「もうそんなか?暗いなまぁよかった」
「独り言話してないで帰らせてください」
「え?」
横を見たら沙由香和さんがいた
「うわ、なんだ要かと思ってた」
「ふーんそれが本性てわけか」
「まぁ今更隠してもしょうがねぇしいいか」
「帰りたいんだけど」
「なんでいたの?」
「要くんがかな?いてやってって言ってきたから」
「だからって何時間も待つかよばかだな」
「な!バカじゃないしじゃぁ帰る」
「送ってく」