「凛ー!怖がらせちゃったかな~?

可愛かったからー、思わず見つめすぎたのかも!」



凛は私を慰めようと、背中をポンポンと叩いてくれる


私もそれに甘えて寄りかかる



「はいはい。分かったから、一旦離れて。

イケメンが泣いてるのを美女がなぐさめてるのよ?」


自分で美女って言っちゃうんだ。


「うっ、イケメンじゃないけど、立場的には逆だね。」


周りを見渡すと、
他の学生が奇妙なものを見たというようにチラチラとこちらを見ている



・・・気にすると、気に恥ずかしくなってくる。


「と、とりあえず、クラス分け確認してくる!!」



走って昇降口に行こうとすると


「行かなくていいぞー?」


後から服を引っ張られた


く、首が・・・!


「ぐはっ!凛、なにすんの!?」