え、修斗?
なんで?
こんな時間まで、何してたの?
『まさかここまで遅くなるとはな。探すのヘタすぎかよ』
とりあえず一緒に帰路を歩いていると、修斗が先に話しだした。
あれ……。
なんで私が、ボール探してたから遅くなった、て知ってるの?
「あ、あの、なんで探してたって……」
『は? あんなん、俺が隠したに決まってんじゃん』
…………。
は…………?
はぁぁぁぁあ?
「なんで!?なんで隠したの?今日はたまたま修斗がいたから良いけど、いなかったら1人で帰ることになってたんだよ!?暗いとこ怖くて苦手なのに……」
『知ってるよ。だからだよ。俺と帰ってくれると思って』