月日はあっという間に過ぎていく。
気がつけばもう冬になろうとしていた。
変わらずに続く私と光と博明さん。安定している暴走族の活動。
会長の必死のフォローのもと、何とかなっていた。
先輩もあのときのことを私に感謝して?なのか、私のもとに頻繁に来てくれた。
先輩と過ごすことも多くなった最近…。
博明さんが拗ねてるのがわかった。
ふと、博明さんがこんなことを言ってきた。
「俺もうすぐ卒業じゃん?」って。
だから何よ?って思うけど…答えはなくて。
「引退すべきか?族…」って言われた。
涙が出そうになった。
何でよ…まだトップにもなってないのに…それに、やっと私馴染んでこれたのに…
私の表情を読み取ったのか、「ゴメン」と謝られた。
「私は大学に行きたい。大学卒業してからでも遅くないのかな?って思ってる」と私が言うと、博明さんは私を抱き締めてくれた。
「最近、俺寂しいのよ。お前があんまり相手してくんなくて…。それに、俺が守らなくてももう大丈夫そうだし…」と博明さんは言った。
そんなことない。ううん、そんなことあり得ない。
だって博明さんは…一番大切な人だもの。
「そんなこと言われたら、私、頑張れないよ、博明さん、ずっとそばにいて?」と私が言うと、私はさらに強く抱き締められた。
「お前、その言葉の意味理解出来てるのか?口説いてるようなもんだぞ?」と博明さんが言うもんだから、
「…口説いてるんですよ」と言ってみた。
照れたように顔を赤くしている博明さんが少し可愛いと思ってしまったのはまだ内緒。
「俺の女にはならないよ。お前は…だから、軽々しくそういうこと、言うな」と博明さんは言って、去っていった。
私、完全に置いてかれた。
ードーユウコト?
私は慌てて追いかけた。なのに、博明さんは止まるどころか、私をどんどんはなして去っていく。
「待って…」私の声届いてるよね?
なんで無視するのよ?
そろそろ本気出して走ろうかと思ったとき、後ろに重みを感じた。
ーうん?この重みって…お兄ちゃん!?
振り替えって見たけど姿は見えない…。
私の体は完全に止まってしまった。
って博明さん、こっち見てる?
だんだん近づいてきてくれてる…。
「…急に止まるな…ビックリしただろ」と博明さんは言った。
「うん。ゴメンね?なんか背中に重み感じて…お兄ちゃんかなって思ったの…」と私が言うと、
「…みたいだな…」と博明さんは私を見ていった。
えっ?それってどーゆう…
もしかして博明さん、見えるの?
「…見えるってのは少し違うかな?けど、感じるんだ…アイツを。お前だってあの先輩助けたとき、見えたんじゃなくて感じたんだろ?」と博明さんに言われて、
確かにそうだったと思った。
「…俺の女にはなれない…だろ?」と博明さんは今度はいいながら私を抱き締める。
それが切なくて辛い。
お兄ちゃん、私はどーすればいいの?
「アイツは俺にお前を頼むと言った。けど、俺に何が出きる?No.1になれるのか?俺がそばにいるだけで」博明さんの言葉に返す言葉が出てこない私。
博明さんの震える声と体…
私はそっと背中に手を回した。
「何自信無さげにいってんの!!私がNo.1にして見せるのよ!族もあなたも…」
私はそーいっていた。
私の心からの答えだった。
その日、私は久しぶりに集会を開いた。
今後を話し合うためだ。
『姫』と相変わらず慕ってくれる、暴走族のメンバー達。
私は気持ちを伝えた。
『俺ら、何があっても姫についてきます!』と心強い言葉をかけてもらって思わず涙が溢れた。
「No.1なって、お兄ちゃんに恥じない族にしよう。そして、堂々と引退しよう」私はそうみんなに伝えた。
それでみんなは納得したようで、さらに私たちの結束は強くなった。
そして私たちは久しぶりに大暴れをするのだった。
光との結束も強いもので、私たちは助け合いながら共に強くなっていった。
気がつけばもう冬になろうとしていた。
変わらずに続く私と光と博明さん。安定している暴走族の活動。
会長の必死のフォローのもと、何とかなっていた。
先輩もあのときのことを私に感謝して?なのか、私のもとに頻繁に来てくれた。
先輩と過ごすことも多くなった最近…。
博明さんが拗ねてるのがわかった。
ふと、博明さんがこんなことを言ってきた。
「俺もうすぐ卒業じゃん?」って。
だから何よ?って思うけど…答えはなくて。
「引退すべきか?族…」って言われた。
涙が出そうになった。
何でよ…まだトップにもなってないのに…それに、やっと私馴染んでこれたのに…
私の表情を読み取ったのか、「ゴメン」と謝られた。
「私は大学に行きたい。大学卒業してからでも遅くないのかな?って思ってる」と私が言うと、博明さんは私を抱き締めてくれた。
「最近、俺寂しいのよ。お前があんまり相手してくんなくて…。それに、俺が守らなくてももう大丈夫そうだし…」と博明さんは言った。
そんなことない。ううん、そんなことあり得ない。
だって博明さんは…一番大切な人だもの。
「そんなこと言われたら、私、頑張れないよ、博明さん、ずっとそばにいて?」と私が言うと、私はさらに強く抱き締められた。
「お前、その言葉の意味理解出来てるのか?口説いてるようなもんだぞ?」と博明さんが言うもんだから、
「…口説いてるんですよ」と言ってみた。
照れたように顔を赤くしている博明さんが少し可愛いと思ってしまったのはまだ内緒。
「俺の女にはならないよ。お前は…だから、軽々しくそういうこと、言うな」と博明さんは言って、去っていった。
私、完全に置いてかれた。
ードーユウコト?
私は慌てて追いかけた。なのに、博明さんは止まるどころか、私をどんどんはなして去っていく。
「待って…」私の声届いてるよね?
なんで無視するのよ?
そろそろ本気出して走ろうかと思ったとき、後ろに重みを感じた。
ーうん?この重みって…お兄ちゃん!?
振り替えって見たけど姿は見えない…。
私の体は完全に止まってしまった。
って博明さん、こっち見てる?
だんだん近づいてきてくれてる…。
「…急に止まるな…ビックリしただろ」と博明さんは言った。
「うん。ゴメンね?なんか背中に重み感じて…お兄ちゃんかなって思ったの…」と私が言うと、
「…みたいだな…」と博明さんは私を見ていった。
えっ?それってどーゆう…
もしかして博明さん、見えるの?
「…見えるってのは少し違うかな?けど、感じるんだ…アイツを。お前だってあの先輩助けたとき、見えたんじゃなくて感じたんだろ?」と博明さんに言われて、
確かにそうだったと思った。
「…俺の女にはなれない…だろ?」と博明さんは今度はいいながら私を抱き締める。
それが切なくて辛い。
お兄ちゃん、私はどーすればいいの?
「アイツは俺にお前を頼むと言った。けど、俺に何が出きる?No.1になれるのか?俺がそばにいるだけで」博明さんの言葉に返す言葉が出てこない私。
博明さんの震える声と体…
私はそっと背中に手を回した。
「何自信無さげにいってんの!!私がNo.1にして見せるのよ!族もあなたも…」
私はそーいっていた。
私の心からの答えだった。
その日、私は久しぶりに集会を開いた。
今後を話し合うためだ。
『姫』と相変わらず慕ってくれる、暴走族のメンバー達。
私は気持ちを伝えた。
『俺ら、何があっても姫についてきます!』と心強い言葉をかけてもらって思わず涙が溢れた。
「No.1なって、お兄ちゃんに恥じない族にしよう。そして、堂々と引退しよう」私はそうみんなに伝えた。
それでみんなは納得したようで、さらに私たちの結束は強くなった。
そして私たちは久しぶりに大暴れをするのだった。
光との結束も強いもので、私たちは助け合いながら共に強くなっていった。