「ねー本当。無理があるよ」

こんな話をしていられるのもその時までだった。


応援歌練習は放課後。

みんな静かにイスに座っている。
誰も喋ろうとしない。

廊下から足音が聞こえてくる。
ドキドキ…ドキドキ…

ガラガラガラ-。
ドンッ

勢いよく応援団が入ってきた。

あーやだー始まる…。
地獄の1時間だ。