って、そんなのんきなことを考えてる場合じゃない!!

「あ、あたし生理なの、今日!!」

何としても、この場から逃げ出さなきゃ!!

あたしはとっさに思いついた嘘をつく。

だけど、今の深町には何を言っても通じないようで……。

「あぁ。俺、そういうの気にしないから」

冷静な口調でそう言い返し、彼はあたしの腰をグイッと上げた。

……え、マジでやばい。

深町の奴、本気でするつもりだ。

体中にかいた汗、真っ白になる頭の中。

今のあたし、すごく格好悪い。

野外で好きでもない男にお尻を突き出して、嫌だ……こんなの嫌だ。