「てか、さっき部の奴らが騒いでたんだけど。お前、あの生徒会長と別れたの?」
各クラスの出し物を見て回っているとき、隣に並ぶ太一が思い出したかのように問いかけてくる。
「あぁ、うん。一昨日、別れた」
別のクラスの男子からミスコン優勝のお祝いメールが届き、返す文章を考えているあたしは素っ気なく返事をした。
「マジで? あの人、クールな感じでかっこよかったのにぃ。あ、もしかして……ふられたの?」
身を乗り出して聞いてくる直子はどこか嬉しそうだったけど、「まさか」と笑うあたしを見て、がっかりした顔をする。
各クラスの出し物を見て回っているとき、隣に並ぶ太一が思い出したかのように問いかけてくる。
「あぁ、うん。一昨日、別れた」
別のクラスの男子からミスコン優勝のお祝いメールが届き、返す文章を考えているあたしは素っ気なく返事をした。
「マジで? あの人、クールな感じでかっこよかったのにぃ。あ、もしかして……ふられたの?」
身を乗り出して聞いてくる直子はどこか嬉しそうだったけど、「まさか」と笑うあたしを見て、がっかりした顔をする。