「これは、あんたに告白してきたことのある男子の名簿。あたしは把握してる子しか載ってないけどさ。とりあえず、メールか何かで気を引きな」
机の上にドサッと置かれた、紙の束。
「んで、これが組織票に繋がる名簿ね」
そう言って渡されたのは、各クラブのキャプテンや部長、クラス委員の名前が書かれた紙だった。
「……マジで? あたしから連絡しなきゃだめなの?」
「あんたねぇ、この状況をわかってんの? 負けたくないって言ったのはあんたでしょ!」
口をへの字に曲げるあたしを見て、直子は腰に手を置き、叱るような口調で問いただす。
「わかったわよ。やるやる、やらせていただきます」
観念したあたしは、プライドも捨てて、携帯電話をポケットから出した。
机の上にドサッと置かれた、紙の束。
「んで、これが組織票に繋がる名簿ね」
そう言って渡されたのは、各クラブのキャプテンや部長、クラス委員の名前が書かれた紙だった。
「……マジで? あたしから連絡しなきゃだめなの?」
「あんたねぇ、この状況をわかってんの? 負けたくないって言ったのはあんたでしょ!」
口をへの字に曲げるあたしを見て、直子は腰に手を置き、叱るような口調で問いただす。
「わかったわよ。やるやる、やらせていただきます」
観念したあたしは、プライドも捨てて、携帯電話をポケットから出した。