「どうって、別に……いいんじゃね? 七五三みたいで」

篤紀は首元をポリポリかいて、小さくつぶやいた。

し、七五三!?

「てか、早く行こうぜ」

素っ気なく歩き出す、篤紀。

「し、七、七五」

……ひ、ひどい。

涙目になったあたしは、下唇をかみながら後をついていく。