仕方なく、あたしは自分で取りにいった。

「……ねぇ」

腰を曲げるあたしは、思い切って聞いてみる。

「あたしのこと好き?」

傷つくのが恐くて、体を起こせなかった。

数秒、彼は黙っている。

「……」

好きなわけないよね。

はぁあ、また馬鹿なこと考えちゃった。