「お前、俺のことが好きなの?」

フォークを片手に、深町は妙なことを聞いてきた。

「はぁ!?」

びっくりしたあたしは、店内に響くほどの大きな声を出してしまった。

何を言い出すのかと思えば……。

頭ん中、おかしいんじゃないの?

変な質問をされて動揺したせいか、あたしはまだ冷めてもいないドリアを口の中に放り込んでしまった。

「あっ、つ!!」

全身で熱かったことを表現するあたしは、急いでウーロン茶を飲む。

スッと差し出された紙ナフキン。