毎週、尾行していただけに、その公園までは迷わずにつくことができた。

「やってるやってる……」

影から覗くあたしは、サッカーをしている深町を見て、にんまり微笑んだ。

少年たちに囲まれる彼は、今日もさわやかな表情。

「もうすぐこの顔がもがき苦しむんだ」と思ったら、口元が緩んだ。

「深町くーん!」

警戒心を取り除こうと思って、今日は薄い水色のワンピースを着てきた。

清楚なあたしを見れば、きっと疑ったりしないはず。

軽やかにスキップしながら、彼に近づくあたし。