平気そうに振る舞ってはいるけれど、直子の様子はどこか無理をしているように見えた。
何か悩んでいることがあるのなら、遠慮せずに話してほしい。
そう思ったあたしは、「何か食べようよ」と歩き出す彼女に声をかけようとした。そのとき、だ。
「美和先輩!!」
背後から、聞き覚えのある声に呼び止められる。
「2連覇、おめでとうございます!!」
振り返るあたしに大きな花束を差し出してきたのは、1年の時永美緒ちゃん。
小柄で童顔の彼女はあたしに憧れているらしく、普段からよく、2年の教室まで遊びに来たりする女の子だ。
何か悩んでいることがあるのなら、遠慮せずに話してほしい。
そう思ったあたしは、「何か食べようよ」と歩き出す彼女に声をかけようとした。そのとき、だ。
「美和先輩!!」
背後から、聞き覚えのある声に呼び止められる。
「2連覇、おめでとうございます!!」
振り返るあたしに大きな花束を差し出してきたのは、1年の時永美緒ちゃん。
小柄で童顔の彼女はあたしに憧れているらしく、普段からよく、2年の教室まで遊びに来たりする女の子だ。