「あれはなんだ」

「え?」



信長さまが指す先にはコンビニ。
赤々とした明かりを灯した一角に、それはある。



「コンビニです。夜中でも食べるモノとかいろんなものが買える便利なお店です」




私がそう答えると、信長さまは黙ったままコンビニを睨みつけるように見ていた。
首をかしげながら私もその視線の先をたどる。


あれ?
なんだか様子が。


レジのところで人がなんだか争っている・・・?



え、もしかして・・・。



「コンビニ強盗!?」




ウソ、こんなところで。
どうしよう。
携帯おいてきちゃったよ。



「行くぞ」

「え!?」