瀬名くんが学校を休んでる。
あの日から3日。
瀬名くんの心を思うと、胸が痛い。
「瀬名くん、どうしたんだろうねぇ」
「うん・・・」
「すずは知らないの?すず瀬名くんと仲いいじゃん」
「仲・・・いいのかな」
「いいよ。まともに話してるのすずくらいじゃん」
でも、瀬名くんの傷ついた心を癒してあげることが私には出来るのかな。
「ねぇやよい・・・。もしすごく傷ついた人がいたとしてさ、そういう人にはなにをしてあげたらいいのかな」
「え・・・?」
そんなこと聞いたって、解決するわけじゃないけど。
なにか、私にできること・・・。
「うぅん。詳しいことわかんないからよくわかんないけどさ、側にいてあげるだけでもいいんじゃないかな?一人だと、やっぱいろいろと悪い方に考えちゃったりもするし」
「側に・・・。うん、そうだよね」
決心がついた。