「貴様。貴様に拒否権などないと言っているだろう」

「か、勘弁してください!お代官様ぁ!って、これは違うか。信長さま!」

「うるさい。聞かん」




そんな。
ガクッと膝を折りその場に座り込む。
お先真っ暗ってこういう時に使うんだわ。




「あれ、すず?大丈夫!?」




聞こえてきた声に顔を上げる。
やよいが私を見つけ駆け寄ってくる。



「どうしたの?バスまでたどり着けなかったの?そんなにしんどかったなら・・・」

「ち、違うの!大丈夫だから!」




やよいに余計な心配かけちゃだめだ。
仕方ないって諦めるしか・・・。


成仏する方法、調べてみよう。
うん。
それがいい。


一刻も早く成仏してもらわなくちゃ。