家に帰ると瀬名くんはまだ眠っていて、信長さまは瀬名くんの身体から抜け出した。 「瀬名くん、いつ起きるんだろう」 「どうであろうな」 「このまま覚めないってこと、ないよね」 「さあな。その時は、また俺が身体を使ってやろう」 「だめですって」 これ以上面倒見きれないよ! 結局、瀬名くんが目を覚ましたのはその後夜も更けた頃だった。