「な、なんとか一日終わった・・・」
「意外ともつものだなぁ」
「私がもたないですって」
げっそりして帰る帰り道。
信長さまはすごく満足そうで。
まぁ、楽しめたならいいか。
いつもは人に認識してもらえないし、そういう感覚はよくわからないけど、寂しいのかもしれない。
「なんか、いろんな人と話してましたね」
「ん?ああ、いろいろと興味深いものだったぞ」
「あー可哀想、瀬名くん・・・」
「あいつも、もっと人と関わればよいのだ」
それは、私も思うけど。
でも、本人がそれをよしと思ってないんだから。
私がなにを言う権利もない。