「まったく、こんな時間に女子高生がフラフラしてたなんてな・・・」
「ご、ごめんなさい・・・」
はせちゃんが仕事が早く終わるというから、最近の日課になっている妖退治に同行してくれることになった。
「でも、信長さまがいるから」
「いるって言っても、見えないだろ」
「そうですけど・・・。ほら、見えない人には触れられないんですけど、物には触れるし、いざとなったらポスターガイスト的な感じで脅せば!」
「・・・それは恐ろしいな」
「でしょ!」
それに、真夜中ってわけじゃないし。
はせちゃんに言われたから、今日はパーカーにジーンズだし。
髪も一つにまとめた。