「それ、本当だろうな!お前は妖とは関係ないんだな!」



考え込んでた瀬名くんがはせちゃんにそう怒鳴りつけた。
ちょっと、仮にも先生なんだよ?
言い方ってもんが・・・。



「ちょっと、瀬名くん!言い方!」




見てられなくてそう注意する。



「・・・何言ってんだ?瀬名?瀬名も近くにいるのか?」

「え・・・?」

「は・・・?」

「ふむ」



え、どういうこと?
瀬名くんの事見えてないの・・・?

確かに、信長さまにも反応しなかったし、私は慣れてたから変に思わなかったけど、普通信長さまの格好みて変だと思うはずだもんね・・・。




「はせちゃん・・・。一応聞くけど、ここに誰か見える?」

「は?誰かって・・・」

「着流し姿のユーレイ・・・とか・・・」

「は?いや・・・俺は霊感なんてないが・・・、清宮には見えるのか?」



なんですって―――!?