「え、じゃあ・・・。そのハンカチの彼が時枝くんだったの?」
駅前のいちごパフェを奢ってもらい、私は昔の話から順を追って話した。
ハンカチを渡されたこと、それが時枝くんだったこと。
「あ、でも、確定ってわけじゃないのよ。でも、たぶん、そうだと思うんだけど・・・」
「え、でもすごくない!?たった一瞬出会ってた人とまた再会するなんて!」
「やっぱ、そう思う?」
「思う!運命だよ!」
やだ、運命だなんてそんな!
私も同じこと思ったけど!
運命的だよね・・・。
うんうん。
「でも、もうちょっとハンカチを返すのは待とうかと思って」
「なんで?いえばいいじゃん。あの時の女の子です。ありがとうございましたって。その優しさにときめきましたって」
「い、い、言えないよ!」
そんなの告白じゃん!