そうだよね。
浮かれてたけど、別に私の事好きだったからハンカチをくれたわけじゃない。
困ってる私を助けるため、だもんね・・・。
なに舞い上がってるんだろう。
現実に戻るとなんかすごく虚しい・・・。
「あのハンカチ、もう少し持っておこう・・・」
もう少し、夢を見ていたい。
現実を受け止めるのはもう少し先がいいかな。
「いいのか?」
「・・・いいのよ。今返しても先になっても多分一緒」
随分昔に借りたものだし。
時枝くんだって、そういえば、って言ってたぐらいだから。
なんか、切ないけど。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…