「それに、好きとか、まだそこまでの気持ちじゃないし・・・。いい思い出だから、すごく美化されてるだけかも」

「そうか」



時枝くんだったら・・・とか、思ったりするけど。
確かめようがないし。

別に、いいんだ。



「私も、いつかちゃんと恋がしたいな!」

「そうか」

「はい!」




その相手は・・・。




ぼわん、と浮かぶ瀬名夾。




違う!
あんたじゃない!