「まぁいい。貴様、説明をしろ。ここはどこで、どういう状況なのか」
出来るわけないでしょ!
こんな人目があるのに。
これ以上変な人だって思われるのは困る。
「おい、貴様、まただんまりか」
「・・・あ、あとでっ!今は無理です!」
小声で早口でまくしたてる。
お願いだから、言うこと聞いて。
「・・・仕方ない。貴様に合わせてやる。だが、逃げることは許さんぞ」
「わ、わかりましたからっ」
もう、最低です。
今日は厄日なの。
なんで、私がこんな訳も分からないユーレイに憑かれないといけないわけ。
勘弁してよぉ!