「500年の間に、誰かが取り返したとか。そもそも妖の手にはわたってなかったとか・・・ですかね」

「そうだな・・・」

「だって、信長さまは妖刀がどうなったのか見てないんですもんね」

「ああ」




でも、その刀が戻って来たってことは、いいことじゃないのかな。
それのおかげで妖と戦えているわけだし。



「それにしても、今日の妖はすごい量でしたね」

「今までにない感じであった」

「はい。・・・なんか、いやな感じでした」

「なにかが、動き出したのやも・・・」

「え・・・」




不穏な空気が流れる。
なにかが、起き始めてる・・・?