「それって・・・」
「妖刀だと言っただろう。妖刀は、妖にとっては脅威の刀。ホクトはその中でも優れた妖刀だ」
そんなすごい刀・・・。
もし妖が手にできる状態があったとしたら、逃すわけないか・・・。
だって、それがあったら自分たちの存在が危ぶまれるわけだし。
明智光秀との戦いで信長さまが倒れたのなら、その後その刀を放っておくわけがない。
信長さまが言いたいことはそういうこと?
「手に入れた妖刀を易々と人間の手に渡すなんて・・・ありうると思うか?」
「ないですよね」
「どういう流れでそうなったのか・・・。不思議でならんのだ」
ずっとそれを考えてたんだ。
でも、現実問題瀬名くんはその刀を持ってる。