「着きました。」

「ありがとーございます」

お金を渡して、旬クンと猛ダッシュ。


「由美!?」

「あ・・ぅ・・・ま・・・ゆ・・・っ」

「優クン、由美はどーなの??」

「う・・・。産まれたぁ・・・・・・・わぁぁぁぁん」


旬クンの胸を借りてなく優クン。


アタシは由美に駆け寄る。

「大丈夫なの??」

「うん。真由、ゴメンネ。」

「ううん。男の子?」

「うん。」

「頑張ったねー」

アタシは由美の額に手を当てた。

「名前は?」

「優斗・・・。優の字を取ったの。」

「そっかぁ・・・じゃあ、デキ婚になるわけだ?」

「うん。ジューンブライドに合わせるから一ヶ月くらい先なんだけど。」

「そっかぁ。じゃあ、ファミレスにでも、行く??」

「うん」